アメリカ旅行続編です。
2日目に行ったアルカトラズ島です。
サンフランシスコの高台にあるホテルからは見ることができます。
この島は、映画「ザロック」や「告発」や「アルカトラズからの脱出」からでも
有名な刑務所があった島でもあります。
1963年まで実際に連邦刑務所として使用していた監獄がそのままの姿で
現在でも保存されています。現在はアメリカ政府の国立公園として
管理され一般の人たちの観光名所として公開されています。
あっ間違えた・・。これは三宿のアルカトラズ。。。
ここもおいしいけど今回は置いておいて。
三宿「アルカトラズ」はこちらをクリック
アルカトラズ島に渡るには、現在アメリカの国立公園管理会社が運営する
ツアーしかなく、船着き場から船で渡ります。
ちなみに一人26ドルだったと思います。
旅行会社のツアーで行くと、ホテルまでの送迎などがついて
ひとり50ドル以上しますが自分で行けばこの金額で行くことが可能です。
船の出発時間で予約をするのですが、帰りに関してはどの船で帰ってきてもOKという
システム。でも大体みんな同じペースで回るので帰りも一緒の船に乗るようです。
島まで向かう船で後ろを向くとサンフランシスコの街並みがきれいに
見ることができます。
アルカトラズに行く以外にも観光クルーズをしているようで得した気分。
さぁいよいよ上陸です。
映画「告発」で見た島へ護送される囚人たちと同じ景色を見ているようで
どきどきしてきます。
ここがメインプリズンの入り口。
中に入ると、シャワー室が目の前に広がります。
シャワー室では、アルカトラズ島の説明を聞くためのオーディオ機械を
配られます。
これがガイドを聞けるオーディオ。
英語ではわからないのですが、なんと日本語も用意されています。
このガイドを聞きながら順番に先へと進みます。
ガイドもとても勉強になるし自分のペースでも回れるので非常に便利。
この写真の左端、これ誰だかわかりますか?
シカゴ暗黒街のボス「アルカポネ」です。
なんだから悪そうな顔に見えませんよね。
アルカポネもこのアルカトラズに収監されていました。
ちなみに彼は神経梅毒に侵されていたそうで
この表情もその病気のせいで、普段の行動も
幼稚ぽくおかしな行動をしていたそうです。
ここが囚人たちが収容されていた独房があるエリア。
みんな一人ずつ収監されていてここは3階建てになっています。
3通路あったと思いますが、ここは一番メインの通りで
通称「ブロードウェイ」と呼ばれていたそうです。
新人たちが島へ来るとこの通りを通るので
どんな新人が来たかを囚人たちがひやかしながら見ていたそうです。
鉄格子や壁などはほぼその当時のままだそうで
なんだかとてもなまなましい感じがします。
途中、何箇所か実際に檻の中に入れるのですが
他の人たちも同じポーズで撮ってたので真似してみました。
この独房はよく見ると壁に穴が!!
アルカトラズからの脱出でも描かれてましたが、スプーンを使って
囚人が毎晩削っていたそうでこの穴から脱走したそうです。
ただ何名かは脱出に失敗し殺害され3名は未だに見つかってません。
アルカトラズの周りは、泳いで渡ることが不可能と呼ばれているため
溺死したのでないかと言われていますが真実はわかりません。
ちなみに毎年、アルカトラズへの遠泳大会かなんかもやっていて
子供が渡り切ったとかのニュースを見た記憶がありましたが・・・。
ガイドの音声では「その3人は、まだ見つかってませんがもしかしたら
今日このツアーに参加しているかも知れませんね」と流れてました。
刑務所の扉から外をのぞくと、対岸のサンフランシスコの街並みが見えてきます。
風向きなどによっては街の楽しそうな音楽や声が島まで聞こえてきていたそうです。
刑務所の外に出ると、所長宅の脇からはこんなに素晴らしい景色が
見ることができます。
所長宅は島でも一番いい場所に立っていました。
所長宅。火事で焼失してしまいましたが
建物の外部はまだ残されています。
約2時間くらいだったでしょうか。
サンフランシスコに行ったらぜひ行ってみるといいと思います。
ただでさえ築年数が古いので建物がボロボロですが
さらに潮風などで老朽化が進んでいました。
大幅は改修とかしないとその内、内部に立入禁止とかになるかも
しれないですね。
帰りも船で帰ります。約10分くらい。
船尾から写真を撮ると、アルカトラズ島と星条旗がきれいに撮れました。
来ている服もカバンの紐もなんだかアメリカ的な感じに撮れて
超アメリカかぶれの写真になってしまいました(笑)
次回もお楽しみに。